香芝市議会 > 1996-03-22 >
03月22日-03号

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  1. 香芝市議会 1996-03-22
    03月22日-03号


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    平成 8年第2回 3月定例会          平成8年第2回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成8年3月22日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (20名)   1番 吉 川 政 重 君        2番 黒 松 康 至 君   3番 中 川 廣 美 君        4番 長谷川   翠 君   5番 吉 村 完 治 君        6番 大 倉 勝 彦 君   7番 藪   善 男 君        8番 川 村   治 君   9番 奥 山 博 康 君        10番 藤 本 みや子 君   11番 萬 慶 芳 貞 君        12番 西 里 晴 昭 君   13番 高 谷   廣 君        14番 小 川 正 晴 君   15番 辰 已 亘 弘 君        16番 田 中 信 好 君   17番 飛 鳥 誠 市 君        18番 田 中   保 君   19番 長谷川 芳 治 君        20番 岸   為 治 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     瀬 田 道 弘    総務部長   西 野 武 弘   市民生活部長 松 浦 輝 男    福祉部長   岡 田 紀 郎   産業建設部長 竹 嶋   将    都市整備部長 堀 川 泰 弘   教委事務局長 山 田 勝 治    水道局長   城   守 一6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                     議会事務局長 辻 本 勝 茂                       〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   議第2号 香芝市災害対策本部条例の一部を改正することについて   議第3号 香芝市立保育所設置条例の一部を改正することについて   議第4号 香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについて   議第5号 香芝市ラブホテル建築規制に関する条例の一部を改正することについて   議第6号 香芝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについて   議第7号 平成7年度香芝市一般会計補正予算(第4号)について   議第8号 平成7年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について   議第9号 平成7年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第2号)について   議第10号 平成7年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について   議第11号 平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について   議第12号 平成7年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第2号)について   議第13号 平成7年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)について   議第14号 平成8年度香芝市一般会計予算について   議第15号 平成8年度香芝市国民健康保険特別会計予算について   議第16号 平成8年度香芝市老人保健特別会計予算について   議第17号 平成8年度香芝市下水道事業特別会計予算について   議第18号 平成8年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計予算について   議第19号 平成8年度香芝市土地取得特別会計予算について   議第20号 平成8年度香芝市水道事業会計予算について   決議第1号 調査経費に関する決議(案)   意見書第2号 定住外国人の地方参政権の確立に関する意見書(案)   意見書案3号 不動産鑑定書業者の業務に関し適当な措置を求める意見書(案)                              開議 午前10時49分 ○議長(田中信好君) ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(田中信好君) 本日の署名議員は、前日に引き続きましてお願いをいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 議会運営委員長報告 ○議長(田中信好君) それでは、本日の日程を議題といたします。 議会運営委員会でご審議願っておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 田中保運営委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) おはようございます。 ただいま議長のお許しをいただきまして、開会前に運営委員会を開かせていただきました。結果について委員会を代表してご報告申し上げます。 私の報告の後、日程3、総務文教委員長報告、議第2号、議第6号、議第7号、議第12号、議第19号、以上が総務文教委員会で審議をしていただいた議案でございます。 続きまして、日程4、民生水道委員長報告、議第3号、議第4号、議第8号、議第9号、議第13号、議第15号、議第16号、議第20号、以上が民生水道委員会に付託をされ審議していただいた議案でございます。 続きまして、日程5、建設経済委員長報告、議第5号、議第10号、議第11号、議第17号、議第18号、以上でございます。 続きまして、日程6、予算特別委員長報告、議第14号平成8年度香芝市一般会計予算について付託をし、審議していただいた予算委員会の報告でございます。 続きまして、日程7、消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長報告、これは香芝・広陵消防組合起業にかかる消防本部・香芝消防署庁舎建設事業用地取得事務に関する調査の件でございます。 続きまして、日程第8号、決議第1号でございます。これは法に基づきましてこれらの議会で認められたそれらに対する報告のため調査経費に関する決議でございます。 以上が議会運営委員会で審議した経過と結果でございました。何分よろしくお願いいたしたいと思います。 なお、私の報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足をよろくしお願い申し上げまして、運営委員長の報告といたします。 大変申しわけございませんが、日程9として意見書第2号、これは定住外国人の地方参政権の確立に関する意見書(案)、これが提案されますので日程9に追加をいたしたいとこういうことでございますので、よろしくお願いいたします。 以上、終わります。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございました。 ただいまの議会運営委員長の報告に対しまして、質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑もないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議会運営委員長から報告ありましたとおり、本日の議事日程とすることにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 総務文教委員長報告 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、総務文教委員会に付託をし、ご審議願っております議第2号、議第6号、議第7号、議第12号、議第19号を議題とし、総務文教委員長から報告を求めます。 西里委員長。 ◆総務文教委員長(西里晴昭君) ただいま議長のお許しを得ましたので、総務文教委員長報告をさせていただきます。 去る3月7日の本会議において付託を受けました議第2号、議第6号、議第7号、議第12号、議第19号について、3月8日に全委員出席のもと当委員会を開催いたしましたので、その審議の経過及び結果について当委員会を代表してご報告申し上げます。 まず、議第2号香芝市災害対策本部条例の一部を改正することについて議題として、理事者の説明を受けた後、委員から、今回の一部改正はどういう条項が追加されたのか質され、災害対策基本法23条の第5項として現地においても対策本部を設けることができるという旨が追加されたのに伴い、今まで第6項に条例委任の規定があったのが、7項にずれ込んだとの答弁がありました。 また、委員から、現地においても対策本部を置くことができるという条項が加わったということであるが、23条5項において市は関係ないのかと質され、市において必要に応じ、地域防災計画で定めなさいということであり、現在地域防災計画の見直し中であり、その中で設けるかどうかは検討中であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第2号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第6号香芝市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正することについてを議題として、理事者の説明を受けた後、委員から、今回の一部改正で自衛官ができる業務について質され、災害派遣を命ぜられた自衛官ができる業務というのは、警戒区域の設定、立入り制限等であり、その周辺の方に応急処置を講じるように手助けの命令ができる。例えば、倒壊しそうな家屋があった場合、それの撤去の応急処置を講じるよう付近の住民に命令し、この際に事故があり、負傷された場合に補償ができるという基準であり、現場の状態によって自衛官がその周辺におられる方を応急処置の業務に従事させることができるという条項であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第6号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第7号平成7年度香芝市一般会計補正予算(第4号)についてを議題として、理事者の説明を受けた後、委員から、財産管理費の中で庁舎増築設計委託料1,560万円の減額理由について質され、北中学校、福祉会館等の建設がおくれているという状況の中で、庁舎の増築を先行するということは市民感情からしても好ましくなく、また今後この財源となる起債等の確保についても非常に好ましくないということから、平成7年度においては、庁舎の増築については断念せざるを得なかったとの答弁がありました。 また、委員から、生活保護費の医療扶助費での4,800万円の減額理由について質され、今回の減額は医療扶助が主であり、例年確定することが非常に難しい点もあり、予算編成に当たっては平成5年度の実績並びに6年度の予定を見て組んでいる。5年度は約9,000万円の医療扶助に相当するものとして見込んだが、本年申請が少なく、今回減額となったとの答弁がありました。 また、委員から、行政改革の大綱の策定を検討している中で、戸籍住民基本台帳費住民情報システム改造委託料50万円の減額理由について質され、平成6年度において昨年12月の自治省通達で、平成7年3月1日実施という緊急な住民票記載の続柄修正が行われ、このため2カ月足らずでコンピューターのプログラムの修正、住民票可視台帳の打ち出し、入れかえをしなければならず、これらの予算を組んでいなかったため予備費でお願いした。平成7年度においてもこれに付随した修正があることを想定し、当面の予算として計上したが、今回必要がなくなり減額したとの答弁がありました。 また、委員から、市長の施政方針の中での行政改革大綱の策定について、今後の予定を質され、現在行政改革推進本部を設置し、その中で専門部会を設けて事務事業の改善、行政組織の見直し、OA化の推進等の問題点の6項目について、それぞれ大綱に位置づけるべき内容を検討しており、行政改革の位置づけ以外の本市における諸問題も一緒に考えるべきであり、その内容が多岐にわたり時間的にかかると見込まれ、秋までには大綱を作成したいとの答弁がありました。 また、香芝・王寺環境施設組合分担金1億6,000万円の減額理由について質され、7年度において、王寺町から美濃園の進入路で360メートルを計画していたが、現在、尼寺地区で特定保留地域内で開発計画の話があり、その計画が進むのであれば都市計画道路を利用して進入路を今後計画していきたい。そのため7年度でその進入路を予定していたが、都市計画事業にのって補助事業としてできれば好都合ということで、7年度で計画していた用地買収費を減額したとの答弁がありました。 また、委員から、美濃園の焼却炉については老朽化し、緊急を要すると聞いているが、補正予算においても財源措置をされていないが、今後はどのような計画であるのか質され、焼却炉の増築については、現在環境アセスメントの調査を四季を通じてやっているが、現在春の環境アセスメントを実施しており、その成果が5月に上がり、それによって基幹改良をするか増築するか美濃園の組合で検討し、それに基づき国、県に事業計画を出し、平成11年に工事を着手したいという計画を持っているとの答弁がありました。 また、委員から、国民健康保険特別会計2,000万円の繰出金の減額理由について質され、国民健康保険特別会計においては、平成7年度決算見込みについては黒字収支を見込んでおり、また国の指導においても繰入金の対象経費を明確にしたうえで繰り入れを行うこととされており、今後国民健康保険の財政状況を踏まえた中で計画的に増額もお願いしたいと答弁がありました。 また、委員から、総合プールの入場料の減額理由について質され、近隣に新設プールが開設され、市外利用者の利用が減少していると思われ、今後はPRして利用していただくよう魅力あるプールにしたい。また、利用料金については、現行でお願いしたいとの答弁がありました。 また、委員から、職員手当、給与等の減額理由について質され、昨年の8月1日に人事異動があり、異動に伴う給与の格差で減額となっているとの答弁がありました。 また、委員から、ふれあい広場設置補助金500万円の減額理由について質され、ふれあい広場は、各自治会が用地を用意され、市において補助金を出しているが、今年度については自治会から要望がなかったため減額したとの答弁がありました。 また、委員から、児童措置費で2歳未満児保育助成金で31万8,000円、乳児保育実施補助金等で136万3,000円の減額理由について質され、児童措置費の減額については私立のハルナ保育園、あけぼの保育園に対する助成金であり、2歳未満児の園児数の減少により減額したとの答弁がありました。 また、委員から、法人市民税の680万円の減額と軽自動車税220万円の減額理由について質され、法人市民税については見積りが甘かった点もあるが、中間申告の時点において所得割が出ていたが最終確定申告時期でマイナスになったという経過もあり、そのあたりも考慮して予算見積りをしたが、若干見積りが甘かった。 また、軽自動車税についても前年度、前々年度の実績に基づき伸びを見込んでいるが、その実績の中で最近125CC以下の単車の台数がかなり減ってきた。その点も減額の対象になっているとの答弁がありました。 委員から、香芝市内で他府県ナンバーの車を見かけるが、転入の時点においてナンバー変更をしてもらうよう努力しているのか質され、今までの啓発については広報等であり、一般的に啓発をしていた。今後においては新規転入等にお願いできる事項、また適切な啓発の手続を検討したいとの答弁がありました。 また、委員から、自転車駐車場使用料750万円の減額理由について質され、昨年2月から五位堂駅の東側において民間の自転車駐輪場を経営され、利用者がそちらへ流れたことと、昨年の9月から学生割引制度を導入したためであるとの答弁がありました。 また、委員から、今後の放置自転車の取り組みについて質され、周辺の環境整備から駐車禁止区域を定めており、放置自転車のないように日々指導をしている。今後もさらに指導徹底して放置することなく有料駐輪場へ保管をお願いし、啓発に努めたいとの答弁がありました。 また、委員から、平成7年度末での起債の残高について質され、平成7年度末で約220億円であるとの答弁がありました。 また、委員から、都市計画事業等の土木費で繰越明許した理由について質され、年度内に竣工すべき努力をしたが、3月31日までに竣工できず、補助事業の制度上、繰越明許費で8年度へ繰越をした。 まず、中和幹線の街路事業(逢坂)については、連続高架橋の詳細設計の委託業務が年度内に完了しなかったためである。また、尼寺・関屋線の街路事業についても市道にかかる橋梁のかけかえ工事であり、この橋梁等については阪神・淡路大震災時に橋梁の耐震設計の基準が昨年の11月に建設省で見直しされるのを待っての工事ということになり、年度内に工事が完了しないため繰り越しとなった。 また、下田駅前地下駐輪場並びに高山台促進事業は歩道橋であり、これも昨年の11月に奈良県条例において障害者に対する優しい基準「奈良県住みよい福祉のまちづくり条例」が設置され、設計の見直しを強いられ、工事発注がおくれたためである。 また、河川維持費においては、平成5年7月5日の豪雨により、尼寺川の河道から溢水したのは流下能力の不足が最大の原因であった。このことから上流部を第1工区、下流部を第2工区として、総延長380メートルについて早急に設計に取りかかったが、進入路の確保並びに地元の調整に日数を要し、8年1月に工事を発注したところであり、8年度へ明許繰越した。 また、準用河川の杉橋川の改修については、現在NTT並びに電柱の切り回し工事を行っているが、12月以降工事期間が大変短いため、8年度へ明許繰越したとの答弁がありました。 委員から、今後の香芝中学校の生徒数について、また新設北中学校が開校になった場合の香芝中学校と北中学校の生徒数について質され、平成15年を想定した場合の香芝中学校の生徒数については35クラスで1,115人であり、現在とほぼ横ばいと予想される。また、北中学校が開校になり、分離した場合は香芝中学校が25クラスで766人の予想をしているとの答弁がありました。 また、委員から、平成15年度香芝中学校の生徒数は現在とほぼ横ばいという予想をしているので、北中学校を建設する気がないのかと質され、そういうことではなく、北中学校については早期に必要であり、建設したいとの答弁がありました。 委員から、当初、市長の公約であった事業で総合福祉会館建設工事費9億1,400万円、香芝北中学校新設費で26億7,600万円を今回減額されており、特に福祉会館については特別委員会をも設置された。この委員会から委員会までの間に理解を求めようとする努力をされず残念な思いをし、市長に対して納得がいかず理解できない。今回の減額補正に対し、自分自身の評価と結果をどのように受けとめているのか質され、公約であるこの2つの大きな事業については、早期完成を目指し、意欲を持って推進していたが、議会に対して承認をいただけるような努力不足が大きな原因であり、任期中に完成できなかったことに対し、非常に残念であり反省している。 福祉会館については、任期中に建設したいと意欲に燃えて進めてきたが、設計の段階でおくれた。この事業のおくれについては、私どもの努力不足であり、今月中に実施設計を作成し、早期完成に向けて推進したい。 また、北中学校の問題については、用地の選定、交渉に難航しているが、用地の選定ができれば早急な建設ができるとの答弁がありました。 また、委員から、福祉会館の建設に当たっては、現在設計については厚生課であり、施設運営は福祉課が中心となる。設計と運営は全く別であり、疑問を感じるが、その点どのように考えているのか質され、今後の問題として施設運営が課題となってくるが、担当課においては昨年プロジェクトチームを編成し、保健センター、社会福祉協議会、福祉課なり関係所管とも十分な連携を取り進めているとの答弁がありました。 また、委員から、三役不在で福祉会館建設、北中学校建設の事業推進に支障がなかったのか質され、もちろん三役不在は非常に大きなダメージであり、三役がおればもっと早く事業が進んでいたと思うが、これは結果論であり、それを補って各所管が十分努力したと評価したいとの答弁がありました。 また、委員から、今回市債で約32億円の減額補正をしているが、今後の市債の発行に影響がないのか質され、総合福祉会館の建設については、財源として起債事業であり、平成9年度までの事業として完成させたいという要望を出し、期間の延長等をお願いしている。 また、北中学校については、適正化規模の分離の補助事業という制度が7年度でなくなったが、阪神・淡路の大震災等の関係から平成8年度に向かって起債、また国庫補助事業の見通しの可能性もあり、財源の確保という点で引き続き上級機関等に要望したいとの答弁がありました。 また、委員から、北中学校の関係で国庫補助金を要望されるが、その結果が出るのはいつごろになるのか質され、この補助金については、阪神・淡路大震災の関係で、統廃合による補助金となっており、そちらの補助金がすべていくことになっているが、正式に文部省から通達をもらっていないが、阪神・淡路大震災の関係で補助金が消化できない場合、補助金が回ってくる可能性がある。その結果が出るのは、年度がかなり過ぎてからになるとの答弁がありました。 委員から、もし補助金が獲得できない場合、どう対応するのか質され、補助金が獲得できない場合は、市の単独事業でもやっていきたいとの答弁がありました。 また、委員から、平成7年度予算においては、通常より慎重に審議し、修正して市長の意向をくみ予算を決定したが、全力で取り組んだというのは理解するが、今回このような大幅な減額補正という結果になり、特に福祉会館、北中学校の大きな事業予算を減額した責任については、市長として十分受けとめ、言葉だけの責任と努力が市民の理解が得られるかどうか疑問と思うとの意見がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対・賛成の討論をお受けした後、採決の結果、賛成多数と認め、議第7号について当委員会として原案のとおり可決いたしました。 続きまして、議第12号平成7年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第2号)についてを議題として、理事者の説明を受けた後、委員から、都市開発資金事業債の6,800万円の減額理由について質され、国において景気対策のため平成7年度2次補正予算が行われ、一般会計において5億8,000万円の補助事業枠の拡大があり、2次補正予算の方を優先させた関係上、借り入れを6,800万円減額したとの答弁がありました。 また、委員から、国庫債務負担行為の事業費1,640万円の減額理由について質され、用地国債制度は、平成8年から平成11年にわたり6,000万円ずつ補助金が入り、その時点で土地取得特別会計から一般会計へ買い戻すというシステムである。開発公社の土地の買い戻し時に利息等が若干低くなってきた関係で、公有財産で740万円、補償補てんで900万円の不用額が発生したとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第12号については、当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第19号平成8年度香芝市土地取得特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から地方債の起債の関係で利率が6%以内であるが、実態に則した利率で計上できないのか質され、起債の借り入れの場合、特に今回の土地取得特別会計は別として、一般会計の場合は繰越明許費等の関係もあり、2年後に借り入れをするというケースもある。 また、過去の例から見ると、1年間に1%もしくは2%という金利の上昇があった場合もあるので、それら考え合わせ、起債が借れる枠として現在6%で設定しているとの答弁がありました。 また、委員から、不動産売払収入について質され、中和幹線事業用地を取得した際に、地権者より代替地の要望があり、平成7年度に売却した。しかし、市道整備の関係で残金が約1,900万円あり、今回予算計上をしたとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りしたところ、議第19号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 以上で当委員会に付託を受けました議案についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 以上、終わります。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして、質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑もないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 議第2号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第2号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第6号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第6号については原案のとおり可決いたします。 続いて、議第7号について、討論に入ります。 10番藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第7号平成7年度香芝市一般会計補正予算に反対いたします。 三役不在のもとで総合福祉会館9億円、北中学校新設27億円など、35億円に及び執行できず、国庫補助ももらえるかどうかわからない状況になっております。そして、総額43億円減額し、4年前の市長の公約違反でもございます。土木費は54億円を約5億円減額し、約50億円でございますけれども、これは着々と進め、国や県の、また大手ゼネコンの言いなりの補正をしております。農林商工費については当初2億8,000万円と少ないのに、さらに1,000万円減額し、また国民健康保険への繰越金2,000万円も減額しております。そして、平成8年度の国民健康保険料の値上げに道を開いております。生活保護も減額されております。身障、老人、乳幼児医療の医療費福祉も減額され、入院給食の助成制度もしないままに終わっております。プール料金も高額のため使用料が少なくなっております。プール料金、予防注射、またふたかみ文化センター、公民館など無料化、減額にすべきでございます。 以上、大型公共事業で大手ゼネコンをもうけさすが、市民のささやかな暮らし、福祉は減額する、国、県の言いなりの市民に冷たい補正予算でございます。平成7年度香芝市一般会計補正予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 1番吉川政重君。 ◆1番(吉川政重君) 議第7号平成7年度香芝市一般会計補正予算について賛成の立場から討論を行うものです。 本案は、約43億円の大幅な減額補正となっており、その主な原因といたしまして仮称北中学、あるいは総合福祉会館などの当初予定事業の未執行がその原因として上げられております。このような大幅な予算未執行については、理事者側の執行責任というものに対しては、これは厳しく指摘をするものであります。内容的には決してもろ手を挙げて賛成とはいかないわけでありますが、年度末期限が迫る中、物理的に執行が不可能という現実的状況を考慮すれば、本案について賛成せざるを得ないと考えるわけであります。どうぞ議員の皆様の高度なご理解をいただき、ご賛同を賜りますようお願いいたしまして、賛成討論といたします。
    ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第7号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第7号については原案のとおり可決いたしました。 続いて、お諮りいたします。 議第12号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議もないようでございますので、議第12号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第19号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第19号については原案のとおり可決いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 民生水道委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、民生水道委員会に付託をし、ご審議を願っております議第3号、議第4号、議第8号、議第9号、議第13号、議第15号、議第16号、議第20号を議題とし、民生水道委員長から報告を求めます。 萬慶委員長。 ◆民生水道委員長(萬慶芳貞君) 議長のお許しを得ましたので、去る3月7日の本会議において付託を受けました議第3号、議第4号、議第8号、議第9号、議第13号、議第15号、議第16号、議第20号について、3月14日に当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過及び結果について当委員会を代表いたしましてご報告申し上げます。 まず、議第3号香芝市立保育所設置条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、本条例の一部改正は真美ケ丘保育所については定員「120人」を「150人」に改めるものであるが、1人当たりの児童数に対しての運動場の面積について質されました。今回の一部改正により1人当たり児童数の運動場の面積は5.3平方メートルになり、国の基準が3.3平方メートルであるので、国の基準は確保できる。 また、今後児童数の増加も予想されることから、将来の児童数を見きわめながら今後西真美地区に設置を考えていかなければならないとの答弁がありました。 また、委員から、今回の一部改正で真美ケ丘の保育所は、児童数増加により定員が30人増員になるが、保育所を義務教育的なとらえ方をしている父兄もあり、この場合本当に保育が必要な方の入所に影響するが、その点についてはどのような指導をしているのか質され、現在書類審査において上の子供が幼稚園に入園されている場合、下の子供を保育所へ入所させたいとの希望があっても父兄で保育してもらうよう指導しているとの答弁がありました。 また、委員から、保育所運営の基本について質され、保育所運営について少子化に備えて市町村でも協議しており、その中で24時間体制の保育所も論議されている。 また、今後幼稚園と保育所を合体したような教育施設も考慮していかねばならないとの意見も出ている。そういったことを踏まえ幼稚園、保育所の抜本的な改革が必要であるとの答弁がありました。 また、委員から、真美ケ丘保育所は定員何人が限度であるのか、また第三セクター的な私立の保育所の考えはないのか質され、真美ケ丘保育所については増築したが、定員150人が限度である。また、現在私立の保育所の計画はないが、今後財政的な面も考慮し、検討したいとの答弁に対し、委員から、真美ケ丘保育所については将来人口増も予想され、今後はより効率的な運営が図れるよう考慮してほしいとの意見がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第3号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第4号香芝市国民健康保険条例の一部を改正することについてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、現行と改正後の国民健康保険料の伸び率について質され、現行の国民健康保険料の調定額は12億733万3,000円、改正後については12億1,609万4,000円となる。その差額は、876万1,000円の増を見込んでおり、伸び率は0.7%であるとの答弁がありました。 また、委員から、中間所得者層と低所得者層の国民健康保険料は、現行と改正後ではどうなるのか質され、中間所得者層は1世帯当たりの所得割基準額211万5,000円、資産割基準額10万7,000円が平均の基準額となっており、これで試算すると1人世帯では現行では25万5,230円で、改正後が24万3,900円になり、1万1,330円の減となる。また、2人世帯では、5,630円の減となり、3人世帯では70円の増額、4人世帯では5,770円の増額となる。 また、低所得者層については、所得、資産がない2人世帯では6割軽減がかかった場合の国民健康保険料は、現行では1万9,560円、改正後には2万5,440円となり、5,880円の増額となるという答弁に対し、委員から、今回の改正で低所得者層にとっては大変な負担になると思われるが、ほかに方法がなかったのか。また、徴収率に影響はないのかと質され、6年度に料率改正し、引き続き県から7年度についても料率改正の指導もあったが、被保険者に負担をかけるので1年間見送り、今回受益統一という観点から応能割、応益割を50対50に近づけるために改正した。また、現在徴収率は低所得者層については低いが、相互扶助という観点から担当課とも十分連携を取り、納付の確保に努めたいとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第4号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第8号平成7年度香芝市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、繰入金7,300万円が減額補正されているが、今後の繰入金の考え方について質され、国民健康保険特別会計において一般会計から繰り入れをしている内容は3つある。 まず、国の制度に基づく保険基盤安定のための繰入金、事務費等の繰入金、その他に収支の財源補てんということで一般会計からの繰入という内容である。今後、繰入金については基本的には年度途中の補正予算で計上しない考えで進めるが、保険基盤安定の繰入と事務費等の繰入については制度上のこともあり、年度途中の補正予算を計上したいとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第8号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第9号平成7年度香芝市老人保健特別会計補正予算(第2号)について議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第9号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第13号平成7年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から旧浄水場用地の売却収益2,103万円についてはどのように処分されたのか、また鑑定価格は幾らかと質され、北今市の土地は市の事業用地の代替用地として取得し、市に売却したものである。 また、鑑定価格については、面積が219.71平米で鑑定価格が1,933万4,480円。平米単価が8万8,000円である。 また、田尻の土地は、旧の簡易水道から無償で引き継いだ土地である関係と地元地域の公民館用地として公共の用に供されていることから鑑定価格から3割減額して売却したものである。 また、鑑定価格については、面積が148.28平米で、鑑定価格が1,112万1,000円で、平米単価が7万5,000円であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第13号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第15号平成8年度香芝市国民健康保険特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、高額療養費2,200万円と収納率向上対策事業費500万円は前年度と比較してなぜ減額になっているのか質され、高額医療費については過去の支給件数の月平均の推移を見ると、平成5年度が142件、平成6年度が110件、平成7年度が107件になってきており、支給件数が下降ぎみであることから、8年度は減額した。 また、収納率向上対策事業費については補助金の交付要綱において収納率向上対策事業費の補助金の交付を受けてから平成7年度で4年目に入っており、基本額が2分の1に減らされている関係から、平成7年度の補正予算においても減額し、平成8年度も同じく減額したとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第15号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第16号平成8年度香芝市老人保健特別会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第16号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、議第20号平成8年度香芝市水道事業会計予算についてを議題とし、理事者の説明を受けた後、委員から、4条予算での土地購入費の配水場用地計画の内容について質され、配水場の位置については香芝西中学校南側、高山台区画整理事業区域に隣接する土地であり、地番は穴虫3324-1ほか3筆で、地目は原野である。 また、計画給水区域については北側は近鉄大阪線を境に、南側は国道165号線、東側は中和幹線高山台区画整理区域の一部を境として考えており、土地購入面積は約7,000平方メートルを予定している。 また、給水区域面積は概算で148ヘクタール、現在の戸数、給水人口は516戸で1,711人であり、全体計画では3,700戸で1万2,210人の予定である。また、配水量は1日6,349立方メートルと予測される。 次に、買収状況であるが、高山台区画整理事業は、もとは近鉄不動産株式会社が開発を計画していたと聞いており、この買収地は近鉄不動産の所有地であり、高山台の一部も給水するということで了解をいただいている。また、高山台区画整理組合からも応分の負担をいただくことになっている。 次に、工期については平成8年度用地買収、設計をし、平成9年度、10年度で造成工事、配水池、高架タンク、ポンプ室など工事を2カ年で行い、平成8年度から平成10年度までの3カ年で完成したいとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第20号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 以上で当委員会に付託を受けました案件についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら所属委員の補足説明よろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございます。 ただいまの委員長報告に対しまして、質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第4号、それから議第8号、議第15号の国民健康保険の件でございますけれども、まず議第4号で平均0.7%、低所得者に対しての9%の値上げと低所得者に対しての値上げが大きくなっている点でございますけれども、このような保険料の値上げ、市長は一般会計では骨格予算といいながら政策的な予算にしておりますけれども、こういうふうな点について今改正するべきではないと思いました。その点についてお伺いしたいことと、国民健康保険は社会保障でございますし、国と市が当然公的に財源を補償すべきでございます。それによりまして国民健康保険の保険料の引き下げはしないで、やはり一般会計からの繰り入れを行うべきでございます。議第8号におきまして一般会計からの繰り入れを1,983万円減額しておりますけれども、その点についてどう論議されたかの点もお伺いいたします。 ○議長(田中信好君) 萬慶委員長答弁。 ◆民生水道委員長(萬慶芳貞君) まず初めの低所得者の割合が増加しているんじゃないかという問いでございますけども、これも先ほど報告いたしましたように1年間見送っておるわけでございます。7年度についても料率改正の指導もあったわけでございますけれども1年間見送った。そして、応能割、応益割を50、50に近づけるようにという県の指導もあったわけでございます。それを勘案いたしまして、委員会といたしましてもやむを得ないということで可決したわけでございます。 それから、老人保健の件でございますけども、これは審議されておりません。 以上です。 ○議長(田中信好君) 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) それと水道料金等の件なんですけれども、水道料金で第13号、第20号で、平成7年度は水道料金24%引き上げましたけれども、その点でずっと水道会計は黒字でございますし、やはり平成6年度も5億円の黒字でございましたし、平成7年度も黒字というふうにこの決算書で出てるんですけれども、また平成8年度でも4億円の黒字傾向にあると書かれておりますけれども、そういうふうな中で水道料金の引き下げの件と消費税に、やはり一般の商売人さんでも食堂の方でも消費税を上乗せすることをやめて自己負担しております。市民がそうしている点もある中で市がその公共料金に負担さすことについて問題があると思いますので、その点について論議していただいたかどうかお伺いします。 ○議長(田中信好君) 萬慶委員長。 ◆民生水道委員長(萬慶芳貞君) 初めの方は審議されておりませんが、消費税の問題等につきましても、これは法治国家でありますので法制化されますとやはりこれは市としてもまもっていかなければならない問題ですので、消費税に関しては審議はなかったのも当然かというように解釈しております。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 議第3号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第3号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第4号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第4号香芝市国民健康保険条例一部改正に反対いたします。 最高限度額46万円、50万円、資産割49%、30%、均等割1万5,300円を2万1,000円に、平等割1世帯につき1万8,300円を2万1,000円と引き上げることによりまして低所得者に9%の保険料を値上げしております。この数年間平成6年黒字9,000万円、平成5年900万円、平成4年54万円と黒字でございます。この黒字を1世帯に当てますと1万5,000円引き下げられます。この引き上げは来年度予算にも関係することであります。一般会計では骨格予算といいながら国民健康保険では政策的予算につながるものを引き上げております。国保料を引き上げております。国民健康保険は社会保障です。国と市が公的に財源補償し、国民健康保険料を引き下げられるようにしなければなりません。市民いじめの国民健康保険条例を変えるべきではございません。よりまして議第4号香芝市国民健康保険条例の一部改正に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 署名議員の追加をいたします。 3番中川廣美君よろしくお願いいたします。 続いて、賛成討論をお受けします。 岸君。 ◆20番(岸為治君) 賛成の討論を行うものでございます。 国民健康保険料の値上げということでございますが、応能、応益等々の50%、50%ということを言われており、そして健康保険が独立できるようなシステムにせよという政府の指導もあり、そうした立場から本議案に対しましては賛成する立場でございます。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第4号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第4号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第8号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 ご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第8号平成7年度香芝市国民健康保険料特別会計補正予算に反対いたします。 一般会計からの繰り入れ1,983万円減額して戻しております。ここ数年保険料値上げで給付が下がり、また財政調整交付金も6,803万円減額になっております。保険料値上げにつながるこのような国民健康保険の補正予算に対して反対いたします。議第8号平成7年度国民健康保険補正予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 田中保君。 ◆18番(田中保君) ただいまの委員長報告に賛成の討論をいたすものであります。 藤本議員の言われるように、やはり低所得者層に対する配慮については、これは議会として当然やっていかなければならないわけでございまして、これは応能、応益、こういった問題、あるいは財政調整交付金においてもいろいろ問題があるとこのように言われているわけでございますけれども、しかし国民健康保険が独立をしていくためには、こういった一般会計やそれらの会計で補てんをして、そして財政を立て直した中で国民健康保険の条例に対する補正でありますから、議第4号に関連してこういった問題については制度上の問題でありますので、私ももろ手を挙げて賛成をするものではございませんが、そういった関係からひとつ議員各位の高度なご理解をいただいて、ご賛同をいただきたいと。賛成討論といたします。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第8号について、委員長報告のとおり賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第8号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第9号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第9号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第13号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 ご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第13号水道事業会計補正予算に反対いたします。 平成7年度4月に水道料金24%引き上げになっております。この予算が入った水道料金で1,757万円の水道料金がございます。また、消費税も3%上乗せされ52万円、一般の商店でも食堂でも消費税を取らず身銭を切っているところもございます。香芝市は水道料金に公共料金を上乗せすべきではございません。市民に負担さす前に政府に消費税廃止を意見すべきでございます。 また、水道工事請負契約でございますけれども、条件つきの一般競争入札に改めるべきでございます。よりまして、議第13号水道事業会計補正予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 田中保君。 ◆18番(田中保君) 賛成討論をいたします。 先ほど委員長報告でもございましたように、水道事業会計に対する補正という性格上、当然これについては認めなければならないわけでございますが、特にこの中で未達水量について記されているわけであります。私は、この審議にあたって非常に的確な未達水量を把握をされている。したがって、香芝市の市民の水に対する不満が非常にないと。十分に生かされているわけであります。これぐらいのパーセントでは当然水道に対する未達水量の見通しについては褒めてやらなければならない、こういうことでございます。 また、先ほど消費税の問題が入っているのでと、このようにおっしゃっているわけでありますけれども、これは委員長も先ほど言われておりますように法制度の中でやむを得ない、こういうふうに思います。したがって、これはすばらしい補正と、こういう立場で賛成をいたします。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第13号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第13号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第15号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 ご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 10番藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第15号平成8年度香芝市国民健康保険特別会計予算に反対いたします。 議第4号は国民健康保険料値上げを組み込んだ予算でございます。これによりまして9%値上げで低所得者に厳しいものでございます。市民の願いに反するものでございます。平成6年度、平成7年度も黒字傾向でございます。国民健康保険料一部改定した政策的な予算が入っているものでございます。市民の願いに反する国民健康保険料値上げは予算化すべきではございません。よりまして、議第15号平成8年度国民健康保険特別会計予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 田中保君。 ◆18番(田中保君) 賛成討論をいたしたいと思います。 これは国民健康保険特別会計については、言われることについてはある程度理解はいたしますけれども、しかしながら受益者の負担についてはある程度理解をしていただかなければならない。そして、すべてこの保険者が負担をしているように言われておりますけれども、しかし一般会計から繰り入れも見込まれているわけでありまして、やはり市全体が、市民全体がこういった財政に対しては援護していく、こういうことでございます。したがって、黒字、赤字こういう問題よりも単年度ではどうであるのか、できないのでどうであるのかということも含めた中で十分これは見通しの立った予算でございますので、したがって賛成をいたします。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第15号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第15号について原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第16号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第16号平成8年度香芝市老人保健特別会計予算について反対いたします。 医療費通知を老人に行い、老人に対しての厳しい医療制限でございます。その上、老人外来入院一部負担が毎年増額されております。老人の診療報酬も低く抑えられた老人保健法でございます。よりまして、議第16号平成8年度老人保健特別会計予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 賛成討論をお受けします。 田中保君。 ◆18番(田中保君) 賛成討論をいたします。 これは老人保健特別会計制度に従った会計をされているわけでございますが、診療報酬等々につきましても、これは前年度のそういった決算を見てみると極めて実情に的確に予算を組まれているわけでございます。そういうことから制度に従った特別会計予算、こういうことから賛成をいたします。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第16号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第16号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第20号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第20号平成8年度水道事業特別会計予算に反対いたします。 平成7年度に24%水道料金を引き上げ、7年度の黒字は5億4,000万円、8年度は4億円の黒字となっております。当然水道料金は引き下げる特別会計にすべきでございます。 また、水道料金14億5,330万円のうち4,359万円が消費税になっております。公共料金に消費税を上乗せすべきではありません。水道料金に消費税を上乗せせず、政府に消費税廃止を意見すべきでございます。 また、水道工事請負契約でございますけれども、いまだに随意契約でございます。条件つきの一般競争入札に改めるべきでございます。よりまして、議第20号平成8年度水道事業特別会計予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 田中保君。 ◆18番(田中保君) 賛成討論をいたします。 先ほどおっしゃっておりますように水道予算の問題でございますが、これは議会から指摘をいたしまして3条予算、4条予算のそれぞれこの中に分けられたところでございます。さらに、給水が行きにくい、こういった地域に対しましては具体的に4条予算の中で計画的にこういった計画もなされているわけでございます。なお、水道料金につきまして販売単価は有収水量、こういったものを割り出されながら的確にこのように予算計上をなされているわけでございます。これはもちろん収益的収支の部でございます。これは議員としてだれが見ても明確なところでございます。そういうことからこの水道会計予算に賛成をするものであります。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第20号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第20号については原案のとおり可決いたします。 昼食のため暫時休憩いたします。            午後0時15分 休憩            午後1時44分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 建設経済委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして建設経済委員会に付託をし、ご審議を願っております議第5号、議第10号、議第11号、議第17号、議第18号を議題とし、建設経済委員長から報告を求めます。 高谷委員長。 ◆建設経済委員長(高谷廣君) 委員会を代表して委員長報告をさせていただきます。 去る3月7日の本議会において付託を受けました議第5号、議第10号、議第11号、議第17号、議第18号について、3月15日に全委員出席のもとに当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過並びに結果について当委員会を代表してご報告申し上げます。 まず、議第5号香芝市ラブホテル建築規制に関する条例の一部を改正することについてを議題として、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第5号については当委員会として簡易採決で可決をいたしました。 続きまして、議第10号平成7年度香芝市下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてを議題として、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第10号については当委員会として簡易採決で可決をいたしました。 続きまして、議第11号平成7年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についてを議題として、理事者の説明を受けた後、質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第11号については当委員会として簡易採決で可決をいたしました。 続きまして、議第17号平成8年度香芝市下水道事業特別会計予算についてを議題として、理事者の説明を受けた後、委員から、公共下水道事業費が約3億円減額されているにもかかわらず、一般会計からの繰入金は2,180万円しか減っていないことについて、また、今年度事業はどの地域を重点的に行うのか予定が出されていないことについて質され、今回は骨格的な予算であり、工事費は約8億円を予定しているが、今後は補正予算で組み入れていきたい。 また、一般会計繰入金は、主に現在までの起債に対する元利償還金と工事費の一般財源に充当している。元利償還金が年々増加しており、これに伴い繰入金も増加している。 補助事業についての工事予定箇所は現在工事を行っている汚水幹線の延長工事を予定しているとの答弁に対し、委員から、工事が減っているにもかかわらず、地下埋設物等補償金で700万円が増額されていることについて質され、補助事業は香芝第1汚水幹線と香芝第2汚水幹線から工事を発注する予定であるが、第2汚水幹線の路線に関電の地中線があり、今後推進工法で立杭を掘る場合には、それを移設しなくてはならないため、前年度より700万円増加したとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第17号については当委員会として簡易採決で可決をいたしました。 続きまして、議第18号平成8年度香芝市五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計予算について、理事者の説明を受けた後、委員から、今後の事業の見通しについて、また未施行地区の区画整理事業の今後の見通しと取り組む姿勢について質され、現在施行中の事業は建設移転の交渉が難航し、工事の一部が平成8年度に入る状態であり、今後は建物移転と工事関係が平成8年度末に終われるように取り組むが、今後換地処分や登記事務、関連機関との諸手続等の事務手続に約1年半を要する。 また、未施行地区の区画整理事業は、地権者の一人一人に会ってでも進めていく覚悟で取り組んでいきたいと考えているとの答弁がありました。 委員から、未施行地区の区画整理事業の施行は、どのような方法で行うのか。また、その財源について質され、未施行地区の区画整理事業は現在の施行地区と同じ市施行で行う。また、事業に対する財源は都市計画街路に対する国の補助金及び葛下川の新川の公共管理者負担金を充当するとの答弁に対し、委員から未施行地区の区画整理事業の事業費と減歩率について質され、総事業費は36億3,000万円であり、内訳は都市計画街路の通常費として10億9,700万円、保留地処分金として7億3,000万円、葛下川の新川に対する公共施設管理者負担金が12億7,000万円、市単独費が5億3,300万円と見込んでいる。また、減歩率は合算減歩で32.73%であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、議第18号については当委員会として簡易採決で可決をいたしました。 以上で委員会に付託を受けました5議案の審議の経過と結果について報告終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願いを申し上げまして終わります。 ○議長(田中信好君) ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして、質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第10号と第17号でございますけれども、下水道補正と8年度の下水道特別会計でございますけれども、下水道の普及は来年度はどのような見通しになるのか。それと、請負契約の指名競争入札を前から一般競争入札にすると言っておられたけれど、その点どうなっているのか。 また、消費税についても上乗せを下水道料金から廃止するよう、その点どのように審議されたのかお伺いいたします。 ○議長(田中信好君) 高谷委員長答弁。 ◆建設経済委員長(高谷廣君) 藤本議員にお答えいたします。 第10号ですが、予算に対しましては骨格予算でありまして、今度の事業に対しましては補正を組んで工事をするいうことでございます。一般競争入札のことは審議やっておりません。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 議第5号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第5号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第10号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 ご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第10号平成7年度香芝市下水道事業特別会計補正予算に反対いたします。 一般の市民が消費税に反対し我慢しているにもかかわらず、下水道料金447万円に13万円なおついております。 また、請負契約指名競争入札も以前から一般競争入札にすると言いながらそのままになっている状況でございます。よりまして、議第10号平成7年度下水道補正予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 藪善男君。 ◆7番(藪善男君) 今回の補正予算について、賛成討論を行うものであります。 今回、この補正予算につきましては3,500万円の増額ということで委員会で審議をいたしました結果、内容的には上級機関の流域下水道維持管理負担金として200万円の大和川上流流域下水道整備事業負担金として1,070万円と、これはあくまでも我々が下水道を使っていく中での増額と。これは下水道を使っていく上でこの金額が上乗せされたと、決定されてきた、そういう趣旨の増額であります。 また、藤本議員がおっしゃる消費税については、この補正予算の中では審議をしていないばかりか、そのことについては今回入っておりません。その点十分ご理解をいただきたいのと、そして、内容的には一般競争入札ということにつきましては我々としてもできるだけ早い機会に公平な立場でやっていただきたいということは委員会でも申し添えておりますので、その点十分ご理解をいただきたい。今回の補正予算につきましては賛成をいたすものでありますので、議員各位にはよろしく判断をお願いしたいと、かように思います。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 議第10号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第10号については委員長報告のとおり決します。 続いて、お諮りいたします。 議第11号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第11号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第17号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。 ご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第17号平成8年度香芝市下水道事業特別会計予算に反対いたします。 下水道骨格予算として前年度の事業の継続のみに終わっていますけれども、まだまだ普及率が悪い状況の中、今後とその方針等について入れられる状況になっていない。骨格予算としていますけれども、そういうふうな見通しを考えるべきではないかと思います。 それから、14億円の予算になっておりますけれども、下水道料金1億779万円がその予算の内訳でございますけれども、消費税が323万円でございます。このような下水道の公共料金に先ほども言いましたように消費税はつけるべきではない。当然香芝市が負うべきでございます。政府に対して消費税の面については廃止も要求すべきでございます。 それから、請負競争入札いたしましても条件つきの一般競争入札の方針がまだ出ておりません。よりまして議第17号に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 討論を打ち切ります。 議第17号について、委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、議第17号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 議第18号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議第18号については原案のとおり可決いたします。 このまま暫時休憩いたします。            午後2時01分 休憩            午後2時04分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 予算特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして予算特別委員会に付託をし、ご審議願っております議第14号を議題とし、予算特別委員長から報告を求めます。 川村委員長。 ◆予算特別委員長(川村治君) 去る3月7日の本会議において付託を受けました、議第14号平成8年度香芝市一般会計予算について、3月11日と12日の2日間にわたって全委員出席のもとに当委員会を開催いたしました。その審査の経過と結果について、要約して当委員会を代表してご報告申し上げます。 議第14号平成8年度香芝市一般会計予算についてを議題とし、まず市長から3月8日の記者会見で出馬表明されたが、平成7年度予算で43億円を減額補正されている中での平成8年度予算に対する見解をお聞きしました。それによりますと、平成7年度予算が北中学の用地の問題、福祉会館の建設の問題が大きな要素となって約43億円減額となったことは、議会に理解をいただけるだけの努力が足らなかったと反省している。平成8年度はこれらを含めないで骨格予算にしたが、本来は予算の中に含めるべきであろうと考えていた。しかし、今までの慣例に従い、首長が交替するときには骨格予算で編成され、新しい首長によって新しい施策を盛り込んでいただくのが礼儀であると考え、骨格予算とした。 続いて、審査に入りましたが、審査の順序としましては総括説明を受けた後、総括質疑、続いて歳出、歳入の順序で審査を行いました。 まず、理事者から総括説明を受けました。それによりますと、平成8年度の国の一般会計予算案は人口の高齢化や国際社会おける我が国の責任の増大など、今後の社会経済情勢の変化に財政が弾力的に対応するため、その規模を75兆1,049億円で、前年度当初予算に比べて5.8%の増での編成となった。一方、地方財政計画は、85兆2,800億円で、前年度に比べて3.4%の増となっている。このうち景気対策のため前年度に引き続き住民税等の減税や社会資本整備の推進のため地方債を活用した地方単独事業を重点的に確保している。このような国、並びに地方財政計画を踏まえて編成すべきであるが、本市の平成8年度一般会計予算の編成については、本年6月2日に市長の任期満了予定であるところから、政策的経費については緊急性を考慮し、必要最小限におさえた骨格予算での編成としている。一般会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ150億1,000万円で、前年度当初予算額200億3,700万円に比べて25.1%の減となっている。 主な事業の内容は、衛生費で清掃運搬施設整備事業で1,941万円、農林商工費ではため池等整備事業で2,428万8,000円、土木費では市道新設改良事業で3億2,578万円、特定市街化市道新設事業で1億3,700万円、市管理河川改修事業で2億4,985万円、準用河川改修事業で2億770万円、尼寺関屋線街路事業で4,989万円、磯壁新在家線街路事業で1億28万円、近鉄下田駅前自転車整備事業で4億7,748万5,000円、中和幹線街路事業で5億5,099万5,000円、二上田尻線街路促進事業で3億6,685万円等を計上しています。その他、前年度より継続して実施する建設事業、並びに福祉の充実が主な歳出の内容となっている。 歳出の性質別経費での構成比を見ると、人件費、扶助費、公債費の義務的経費は46.7%、消費的経費は13%、投資的経費は21.7%、その他の経費は18.6%となっている。 歳入については、市税をはじめ、国、県の支出金等の財源確保と起債の活用等を図りながら、収支の均衡保持に努めている。 次に、第2条の債務負担行為については、平成8年4月1日から償還する日まで香芝市土地開発公社が金融機関から借り受ける融資に対する債務保証限度額を100億円に定めるものです。 第3条の地方債については、老朽管更新出資事業、清掃運搬施設整備事業、住宅宅地関連公共施設整備事業、公園整備事業、臨時地方道整備事業、臨時河川等整備事業、街路整備事業、都市計画自転車等駐車場整備事業、住民税等減税補てんでの起債の限度額10億4,850万円であるが、その起債の方法及び利率と償還の方法を定めるものである。 第4条の一時借入金については、予算執行上の資金需要に対処するため、その借入限度額を30億円に定めるものであり、第5条の歳出予算の流用については、歳出予算の各項の経費の金額を流用することのできる範囲を定めるものです。 以上の説明に対して、委員から、平成8年度予算を対前年度に比べて50億2,700万円減額した骨格予算として提案された理由、また積極的な開かれた市政に対する具体的な政策の裏づけについて、公債比率に対する見解について質され、予算編成時に所管と相談した結果、新しい首長がかわる場合は骨格予算とし、新しい首長が決まった中で、新しい施策を考えられるように予算を進めた。 また、公債比率は、財政の健全性、安全性の確保ができているとの答弁がありました。 委員から、予算編成時には出馬するのかどうかわからなかったが、最近になってその意欲が出てきたということである。それはいつごろから何が理由で市政に対する意欲や自信が出てきたのか質され、ことしになってあらゆるところから公約実現の要望もたくさん寄せられ、何としても北中学、福祉会館を私の手で実現しなければという強い責任を感じた。 また、市民がどのように受けとめているか市民の声を確認したい意味も含めて出馬を決意したとの答弁に対し、委員から、引き続いて香芝市政に情熱を持ち、実現できなかった公約の事業をやり遂げたいということであるなら、自分の政策を具体的に数字に示すのが予算であるが、骨格予算に決めたのは全く主体性がなく、市民に対する明確な市長の姿勢が見受けられない。ただ4年間で一生懸命やったが、市民に審判を仰ぎたいという他人任せ、主体性がない中で香芝市政を担当するという考え方について質され、北中学の問題、福祉会館の問題を含めて事業が停滞していることは十分反省している。中学校用地の問題については、用地のめどがついていない中で、どれほどの予算を取ればよいのか、また国庫補助がどれくらいつくのか不明確の中で予算計上は不誠意であると考え、また新年度に新しい首長によって、もう少し明確な選定をし、明確な予算を計上すべきであると考えた。 また、福祉会館の建設について予算化をしなかったのは、2月に入って出馬を決意した時点においても特別委員会で審議の最中で予算化が明確でなく、承認いただいた中で盛り込むことを考えた。福祉会館と北中学校用地の問題については、新年度の補正予算の中で提案すべきと考えているとの答弁がありました。 委員から、弁護士費用に関して、市の行政全般及び開発公社の問題についても顧問弁護士に相談されているが、市長として開発公社について権限もない中で、前助役に対して灰色だと言われたが、懲罰等の行政処分をしてこそ灰色である。市長は何の権限があって灰色と決めるのか。灰色と言われた根拠を明確にしてほしいと質され、12月議会の一般質問の中での前助役の灰色発言については、人権上不適切な言葉であったことを反省しているとの答弁ありました。 委員から、不況にあえいでいる香芝市の地場産業に対して、緊急の対策を要する状況でどのように手を差し伸べていくのか。具体的な政策や財源について、またこれからの農業での減反問題、米づくり問題についての市としての対策について質され、地場産業の抜本的な対策は、今すぐに答えるわけにはいかないが、地場産業発展のため何らかの努力はさせてもらいたい。また、これからの農業対策については、全力を挙げてJAとも協調しながら進めていくとの答弁がありました。 委員から、中和幹線について、下田地区では地権者が多数の署名まで集めて反対をしているが、その中でどのように推進していくのかと質され、県事業の下田から北今市までの750メートルを高規格道路として施行することに対して、地元から高架は困るという署名運動も出てきているが、高規格道路で進めるため地元と折衝をしている。側道的なものをつくり、地元に還元できる道路等、地元に有利になるような方策はないのかを検討して、可能な限り地権者の協力が得られるよう努力を重ねていくとの答弁がありました。 委員から、今まで市長の答弁は、何かといえば小寺弁護士と相談してとよく言われ主体性がないが、平成5年9月市長室で私はだれだれを落とすためにやってきたので、行政はどのようになってもよいと言われた。弁護士や市長の支持者代表だけのための市政で、前に向いて一向に進まない。これでまた立候補するというのかと質され、4年間精いっぱい頑張ったつもりであるが、開発公社の問題が大きく立ちはだかり前に進まなかった。北中学、福祉会館の問題がやっと目鼻がついた状況であり、再度これらを実現すべく頑張りたいとの答弁がありました。 委員から、市長は公用車を私的なことに使用している。地域事例懇談会でゴルフもされている。また、職員が同行している公私混同である。私的結婚式にも公用車で出席しているが、市民へどのように説明するのか質され、公用車の運用については今後明確な判断のもとで使うことで反省しているとの答弁がありました。 以上で総括を打ち切り、続いて歳出の審査に入りました。 款1議会費、款2総務費について、理事者の説明に対し、委員から一般管理費の給料で、一般職員が5名ふえていることについて、また退職手当について質され、5名のうち2名は昨年の人事異動により増員になった。残りの3名については、平成7年度で特別職に就任するだろうという予想のもとに一般職の人数から除外したが、平成8年度は一般職の人数として算定した。この中には、市長の退職手当が含まれ、算出方法は条例に基づき給料月額に在職月数を乗じて得た額に100分の54を乗じて得た額であり、金額は2,462万4,000円であり、支給方法は任期ごとに支給するため本予算に計上しているとの答弁がありました。 委員から、総務費で全体的に委託料が増額されている理由について質され、予算計上の際、見積りをとっているが、特に人件費の値上げで約2%上がっている。実際の契約は契約時に再度値段交渉を行い、契約するとの答弁がありました。 委員から、財産管理費で土地価格が下がっているにもかかわらず、公共施設敷地借上料が上がっていることについて質され、平成8年度より敷地借上料について課税を行うため、その固定資産税を見込んで引き続き公共施設の借り上げに協力を求めていきたいとの答弁がありました。 委員から、弁護士費用執行による効果とどれだけの問題が解決しているのか、また和解できるような裁判があるのか質され、一般管理費での弁護士費用は、市顧問弁護士の顧問料は年間154万5,000円、その他裁判費用で100万円、合計254万5,000円である。効果については裁判の係争中である。 また、和解により早期円満解決が望まれれば市としてもそれに沿って考えていきたい。 委員から、一般管理費の食糧費が社会的問題も含めて122万円と大幅に減額されていることについて、節すべきは節し、必要なものは最小必要限度の範囲で計上し、効果ある執行に努めていく考えで、平成8年度トータルで対前年で約600万円、率にして18%減額した。 委員から、企画費における約5,700万円の減額内容について質され、昨年は葛城ふるさと市町村圏基金の出資金5,400万円が計上されていたが、今年度はその必要がないため計上していないとの答弁に対し、委員から、葛城ふるさと市町村圏基金はどのような運用をしているのか質され、基金の利子により各種ソフト事業を展開しているとの答弁がありました。 委員から、一般職の職員採用予定と職員採用の基本的な方法について質され、平成8年度予算では、採用分は計上していない。また、職員採用については広報かしばで市民に周知徹底をし、採用方法は第1次で学科試験を実施し、この合格者に第2次試験として面接をし、総合的に判断して採用者を決定するとの答弁がありました。 以上で議会費、総務費の質疑を打ち切り、続いて款3民生費、款4衛生費について理事者の説明の後、委員から児童福祉施設費で前年度と比べて職員が9名減っているが、その理由と今後の対処について質され、減員の理由は自己都合や勧奨による退職である。今後不足する人員については、採用を見送っている現在ではアルバイトで対処したいとの答弁がありました。 委員から、児童福祉施設費の施設整備工事費の内容について質され、関屋保育所の南側法面整備及びフェンス工事、受水槽タンク取りかえ、保育室床張りかえ及びリズム室壁紙の張りかえ工事、五位堂保育所の旧園舎と新園舎の屋根設置工事、真美ケ丘保育所の灯油庫及び倉庫設置工事、若葉保育所の壁紙張りかえ及び保育室床張りかえ工事、二上保育所の壁紙張りかえ工事、保育室床張りかえ工事等であるとの答弁がありました。 委員から、民生委員の人数と活動並びに活動費について質され、民生委員の人数は民生児童委員が71名、主任児童委員が6名の合計77名である。活動として、3地区民協があり、それぞれ月1回の定期会合を持ち、またそれぞれ担当地区での福祉活動に携わっている。活動費は県負担も含め1名14万6,000円で、総務活動費として3名に5万2,000円がプラスされる。また、連合会助成金は県連合会負担金を含め計上しているとの答弁がありました。 委員から、香芝市の地場産業として位置づけている靴下製造から出るごみ処理の負担についてどのように考えているのか質され、香芝市廃棄物処理費補助要綱に基づき補助していきたい。補助の金額については、ごみ処理に要した費用の10分の4の額で、1カ月1万円を限度として補助金を交付するとの答弁がありました。 以上で民生費、衛生費の質疑を打ち切り、続いて款5農林商工費、款6土木費、款7消防費、続いて款8教育費について理事者の説明の後、委員から中学校費の消防設備点検委託料等が毎年増加しているが、その内容について質され、消防設備点検委託料は120万円を計上、平成7年度から総合点検のほか、防排煙設備点検も実施しているため、金額が上がっている。また、このほか委託料等には給食リフトの点検、空調設備の点検、カーペット洗浄業務等が含まれており、さらに香芝中学校の用務員が3月31日で定年退職をするため、用務員業務委託料を計上したとの答弁がありました。 委員から、中学校費のプール指導員謝礼について質され、全校生徒を対象に夏休み期間に夏期休業中の教師がプール指導に当たるため、その謝礼として1人3,000円を支出しているとの答弁がありました。 委員から、小学校費で消耗品費が増額された理由について質され、平成8年度から教科書が改訂されるためであるとの答弁がありました。 委員から、総合体育館、地域体育館及び総合プールの管理委託料が大きな金額になっているが、なぜ競争入札にしないのか質され、総合体育館は庁舎と同業者と契約し、地域体育館は管理人2人分の賃金を計上している。また、総合プールについては、3業者から5業者にふやして見積り合わせを実施しており、今後も公正に努めてまいりたいとの答弁に対し、委員から総合体育館の管理委託は何名で行われているのか、また総合プールの5業者名について質され、総合体育館の夜間業務管理は2名で、交代で行ってもらっている。また、総合プールの業者は日東カストディカルサービス株式会社、近畿ビルサービス株式会社、新光ビルシステム株式会社、世界産業株式会社、それに大和美装株式会社であるとの答弁がありました。 委員から、北中学校新設費26億7,600万円がすべて減額されているが、北中学校新設費は提案されていないと理解してよいかと質され、予算に計上していないとの答弁に対し、委員から市長選の後、すぐに作業にかかれるように所管で場所、予算的な問題、また国の補助金等について努力を続けられるのかと質され、現時点では場所の選定はできていないが、引き続き場所の選定、予算の獲得に格段の努力をしていきたいとの答弁がありました。 以上で教育費の質疑を打ち切り、続いて款9公債費、款10諸支出金、款11予備費について理事者の説明の後、質疑を打ち切りました。 続いて、歳入の審査に入り、款1市税、款2地方譲与税、款3利子割交付金、款4特別地方消費税交付金、款5自動車取得税交付税、款6地方交付税、款7交通安全対策特別交付金、款8分担金及び負担金、款9使用料及び手数料について理事者の説明の後、委員から固定資産税の算定方法について質され、固定資産税は3年ごとに土地の評価替えを行う。平成8年度の固定資産税は、平成3年度の標準地133地点及び準標準地167地点、合わせて300地点を鑑定委託し、その鑑定価格の7割を路線価格に付設し、平成3年度の課税標準額に毎年平均7%の負担調整率をかけて求めているとの答弁がありました。 また、委員から固定資産税の鑑定評価の方法について、集合画地として評価された場所があるのか質され、固定資産税の鑑定では集合画地的な考え方は一切なく、あくまで標準的な宅地の画地で依頼しているとの答弁に対し、委員から土地の鑑定に対して問題のある鑑定の出し方をしている鑑定士に対し、今後鑑定依頼をどのように行うのか質され、鑑定士について問題が生じている間は鑑定依頼をしない方向で進めるとの答弁がありました。 委員から、特別土地保有税の減額について質され、タカラ土地株式会社が西真美地区に3万2,641平方メートルを所有しているが、そのうち1万616平方メートルを平成7年11月に社員の福利厚生施設として有効利用されたことに伴い、3,770万円を減額したとの答弁がありました。 委員から、固定資産税の滞納繰越分の徴収の見通しについて質され、過去より累積している滞納繰越分については、現年度分の徴収率を上げ、繰越分を減少させた中で、滞納分も減少させるということから、分納がほとんどである。滞納者に対し現年度分と滞納分を合わせて納入するよう納付指導を行い、滞納繰越分の徴収に努力をしているとの答弁がありました。 以上で款1から款9までの質擬を打ち切り、続いて款10国庫支出金、款11県支出金、款12財産収入、款13寄附金、款14繰入金、款15繰越金、款16諸収入、款17市債及び債務負担行為について理事者の説明の後、質疑を打ち切りました。 以上ですべての質疑を打ち切り、委員から、本来意見を付してという結論については、例がないかもわからないが、あえてこの2日間にわたる平成8年度予算に対する問題点として、瀬田市長が引き続き市民に公約した事業をやり遂げたいとの表明があり、本来この状況にある場合、公約に沿った具体的財源を予算としてあらわし、政策を表明すべきである。しかしながら、国庫補助金をはじめ起債等についても減額し、さらに歳出も教育費、福祉など大きく減額されている。こうした予算措置は大変不満であるが、理事者や職員がこの骨格予算に熱心に取り組んでいる姿勢をこの2日間に見出した。この2日間にわたる審議の中で、委員から質された問題、また理事者に対する意見を真摯に受けとめ、少ない予算で最高の効果を上げられるよう行政執行に努力されたいとの意見があり、お諮りしましたところ、議第14号については当委員会としては簡易採決で可決いたしました。 以上で予算委員会に付託を受けました議案の審査の経過と結果についてご報告申し上げましたが、私の報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足説明をよろしくお願いいたしまして、報告を終わらせていただきます。 ○議長(田中信好君) 大変ご苦労さまでございました。ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 詳しく言っていただいたので、大方論議されているんですけれども、全体を見てなんですけれども、一般会計の予算で150億円の骨格予算としておりますけれども、土木費が36億円あるわけなんですけれども、農林商工費が2億6,000万円、こういうふうに土木と農林商工の関係でかなりの開きがあるというふうな点での論議等、どういうふうになされたのかということと、それと国民健康保険ですけれども、1億3,750万円繰り入れてますけれども、事務費を除くと7,300万円の繰り入れなんですよね。骨格予算として一般会計はしてますけれども、国保については政策予算の関係でしているというふうなこともあるので、そういうふうな論点で、骨格と言いながら都合のいいときは政策的なものも入れている、そういうふうな観点もございますので、その点どう論議されたかということと、食糧費を大体計算しますと2,576万円ぐらい、全体の0.2%なんですけど、このごろ食糧費とか官官接待とか、そういうふうなのがよく論議、新聞でも報道されてますし、そういうふうな食糧費関係はどのような形で使われているのか、どう論議されたのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(田中信好君) 川村委員長、答弁。 ◆予算特別委員長(川村治君) ただいま藤本議員から質問がありましたが、3点と申しますか、6点と申しますか、ただいまご質問になりましたような該当する審議はございませんでしたので、そのようにご報告申し上げます。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 議第14号について委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第14号平成8年度香芝市一般会計予算に反対いたします。 骨格予算として政策的なものは最小にしているということで、総額150億円の予算を組んでおります。しかしながら、市長の公約であった市長出馬と言いながらも、総合福祉会館、北中学校新設も盛り込んでいない。4年間の公約をしたいと言いながら、相反する予算でございます。 そしてまた、政策的なものでも、国民健康保険料は値上げしているという中での一般会計からの繰り入れが少ない。また、市税が3億6,000万円とふえている。昨年より市民負担がふえております。また、農林商工費3億6,000万円と少ない状況でございます。土木費は36億円もございます。大手企業言いなりの土木費と、また農林商工に対する施策が少ない予算でございます。また、市民が願っている中央公民館の料金、またプール料金、ふたかみ文化センターの料金など、無料化、減額、また日脳のインフルエンザの無料化も予算として組まれていない状況でございます。また、生活保護費は2,430万円と、不況の中で市民が失業している中、減額し、保護相談がふえているのに生活保護の費用が少なくされ、保護引き締めをもって職員にさす方向でございます。 教育費につきましても、小学校は備品購入では4,146万円、中学校では2.400万円と、教材とクラブ費の少ない状況の中で、学校運営も厳しくなるものと思われます。 このように、国や県、大企業の言いなりに土木費は比率として多くありますが、農林商工費は少ない。そしてまた、国民健康保険の値上げ、また生活保護の減額、老人給食は市民が助成制度を願っているのにしていない。大企業優先の中で、市民のささやかな暮らしや福祉は減額する市政、冷たい予算でございます。また、国、県言いなりの予算でございます。 よりまして、議第14号平成8年度香芝市一般会計予算に反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) 賛成討論を行いたいと思います。 2日間にわたる慎重な当初予算の的確な委員長報告に敬意を表するものでございますが、簡略に的確にご報告をいただきました。その中で、委員長も報告をなさったわけでありますけれども、学校建設や福祉会館施設、具体的なそういった市政をあらわす市長の公約実現と言われるならば、具体的な財源を数字に計上すべきであるけれども、しかし今回は骨格予算にした。非常に消極的な予算で、委員もこういった問題に対する、国庫補助や起債に対する歳入努力等々もこの予算では見受けられないけれども、しかしあえて骨格予算とされたことで政治的判断をせざるを得ない。藤本議員の言われるように、国、県の言いなりの予算ではなく、市長みずからが骨格予算として提言をされたことでございます。意見を付しながらこの骨格予算に賛成をいたしたわけでございます。議員諸侯には何とぞその辺を十分ご理解をいただいて、委員長報告どおり賛成をお願いいたすものでございます。 賛成討論を終わります。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り採決に入ります。 議第14号について委員長報告のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) ありがとうございます。賛成多数と認め、議第14号については原案のとおり可決いたします。 暫時休憩いたします。            午後2時50分 休憩            午後3時17分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、香芝・広陵消防組合起業にかかる消防本部・香芝消防署庁舎建設事業用地取得事務に関する調査の件を議題とし、消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長から報告を求めます。 はい、田中保委員長。 ◆消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長(田中保君) 議長のお許しをいただきまして、消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員会を代表し、委員会の調査報告を行います。 本委員会に付託の事件につきまして、調査の結果、会議規則第104条の規定により報告をいたします。 お手元に調査報告書は配付をさせていただいていますが、まず調査特別委員会の設置、委員会構成につきましては8名でございます。 調査事項につきましては、香芝・広陵消防組合起業にかかる消防本部・香芝消防署庁舎建設事業用地取得事務に関する事項であります。 調査の方法といたしまして、記録及び資料の提出、説明員の出席、参考人による事情聴取、証人訊問、調査の経過でございますが、委員会の開会状況は平成7年12月19日、12月26日、平成8年1月12日、平成8年1月26日、2月2日、2月13日、2月28日、3月21日。協議会の開会状況につきましては、報告のとおりであります。説明員に出席を求めた状況でありますが、平成7年12月19日、福田芳光香芝市総務部総務課長、平成8年2月28日、西野武弘総務部長。参考人に出席を求めた状況につきましては、平成7年12月26日、西野武弘香芝市総務部長でございます。 なお、証人訊問の実施状況でございますが、平成8年1月12日、仲田武三朗前収入役、平成8年2月2日、瀬田道弘香芝市長、同じく8年2月13日、出川邦雄不動産鑑定士、以上であります。 平成7年第7回香芝市議会定例本会議におきまして設置されました消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員会、以下百条委員会と読ませていただきます。これらの経過並びに結果についてご報告をいたします。 事務調査特別委員会、100条に基づく事務調査は、地方公共団体の事務の執行を明確にするため、また大切な市民の税金が有効かつ公平に使途されているか、行財政の執行事務が適正に執行されているか否かを調査する権限を委員会に付与されたものでございまして、その使命と調査目的に沿って消防庁舎建設用地取得問題について調査をいたしました。 まず、事件のあらましでありますが、問題となった土地は香芝市本町の市役所西側に位置する県道から2枚の土地4筆を隔てた調整地域、これは一般住宅が建設できない区域の田んぼの真ん中にある2枚の土地4筆、以下本件土地と表現をいたします。公簿面積が1,670平米、約505坪でございます。所有者が異なる2枚の土地、計4筆、A氏2筆、B氏2筆、これらを平成5年6月1日と6月11日に坪71万円の鑑定価格で購入をされたものであります。このことから、香芝・広陵消防組合議会でこれらをめぐって組合議会が空転した経緯もあり、異常な金額について市民や市議会で大きな疑問が沸き起こり、市政に対し不平、不満が募り出したのがそもそもの発端であります。瀬田市長は、鑑定価格が71万円と評価されたので鑑定価格で購入したと議会全体協議会で報告されたわけでありますが、納得できる説明がなく、鑑定にいろんな条件がつけられていたことも、議会に一切明らかにされていなかったわけであります。 こうしたことから百条委員会では、市民の税金が不正に使途されていないか、執行にあたって適正に処理されていたか、市長の財政チェックが正しく機能されていたか、裁量権の行使に問題はなかったか、鑑定方法に問題はなかったか等、消防庁舎建設用地購入にかかわる真相を解明するため精査してまいりました。 調査方法としまして、理事者側から瀬田道弘市長、西野武弘総務部長、福田芳光総務課長と仲田武三朗前収入役、出川不動産鑑定事務所より出川邦雄鑑定士の各氏を証人、参考人及び説明員として出席を求め、調査解明を進めてまいったわけであります。 参考資料といたしましては、不動産鑑定評価書、不動産鑑定評価依頼に関する起案書、契約書、出納関係書類、土地売買契約に関する起案書、契約書、出納関係書類、固定資産評価替えに伴う土地評価鑑定書等、これら関係書類、資料の提出を求め調査をいたしました。百条委員会を8回、委員会協議会を7回開催し、細部にわたり逐一精査いたしました。証言及び資料に基づき調査いたしました経緯と結果について順次ご報告を申し上げる次第であります。 本件土地購入に至る経緯でございますが、瀬田市長は「消防庁舎建設用地の買収を前堤にして、6筆の部分鑑定をお願いした」と、このように証言をされています。ところが、本件土地の鑑定士によれば、所有者の異なる土地を一団の画地として鑑定されていたとの証言がございました。このことは鑑定評価額をつり上げる結果となる条件を市が決定し、その条件に合わせた鑑定を依頼したことになり、鑑定士自らも「このように条件がつけられたので鑑定評価額が高くなった」と証言をいたしており、本件土地の購入額を生み出す大きな要因となっていました。 市長室で購入価格が決定された後に鑑定依頼されていた。これらにつきましては、平成5年5月17日、市長室で瀬田道弘市長、奥山市長公室長、西野総務部長、同席のもとに市長より特命を受けた奥山市長公室長がX氏等を介しA地権者と話し合いの中で、70万円に1万円を上乗せすることで話がまとまり、購入価格71万円と決定いたしました。もっとも前収入役、総務部長によれば、71万円の購入価格の決定には、助役、収入役にも相談がないまま、市長室で決められていたことが調査で判明をいたしました。 用地購入価格がこのように市長と一部の職員によって坪71万円と決定された2日後の5月19日、市担当幹部の説明によれば、この購入価格の決定を受けて、上司の命令により71万円で鑑定士に鑑定を依頼したとの事実関係が明らかになりました。市長は当初「鑑定に関与していない」、このように言いつつも「まず、市長室で購入価格を71万円と決めてから、2日後に鑑定依頼した」と証言を翻し、また「市幹部を通して鑑定士から県道沿いも含め、集合画地として鑑定すれば坪73万円ぐらいまで鑑定評価が出るとも聞いていた」とも証言をされているわけであります。同主旨で市幹部の証言もあります。これについては、鑑定士は「記憶にないが、市の幹部がそのように言われているのであれば、否定しない」、このように証言をしているわけであります。本来、鑑定書は用地購入を行う目安とされるものでありながら、用地購入額が既に決定した後に鑑定依頼しているのは、これは坪71万円で用地を購入するための大義名分としての鑑定であり、言いかえれば購入価格にすり合わすためのものであると言わざるを得ないわけであります。 さらに、鑑定書の疑問点や購入価格に大きな格差があるわけであります。消防庁舎用地購入に関する担当部局は、総務部が担当するわけであります。しかし、事務的には総務部が担当していますけれども、重要な部分については、市長の特命を受けた公室長が担当し、用地交渉にあたりました。用地購入の目安となる鑑定より先に用地購入額が決定されていた。この点について、市長は「消防用地の早期購入と鑑定士の言う71万円の鑑定額が出たので、本件土地を購入した」、このように言いつつも、しかしながら鑑定士への一定の条件の働きかけがあり、本件鑑定の公正からして疑問が生じるこのようなやり方でよかったのかどうか。特に本件鑑定で集合画地や限定が使われたことに疑問が生じています。集合画地とする方法も否定はしないけれども、本件になぜこれらを引用しなければならなかったのか疑問であり、さらに限定としたことは、鑑定書にも記載されていないわけであります。今回の百条委員会の調査の中で、鑑定評価書の対象不動産の近隣地域の概況、この中に書かれているように、「市街化調整区域内の田を主体とする熟成度のやや低い路線商業地域を形成している」と、地価は低額を予想できる文脈で結んでいます。そこまで分析するなら、平成2年8月1日に出川鑑定士によってなされた鑑定をなぜ本件土地評価の対象にされなかったのか。本来なら、自ら鑑定し、用地購入もされた本件土地隣接地が当然事例として取り上げられるべきにもかかわらず、わざわざ遠隔地であります大和高田市の事例を取り上げているのか。しかし、これらの隣接等については一言も触れられていない。これを対比するのが筋であると思われるわけであります。 また、本件土地の購入された隣接地を平成2年8月、バブルの絶頂期に同じ鑑定士が坪48万円で鑑定評価していた重要な事実も百条委員会の調査で判明をいたしました。ご承知のように、平成2年といえば地価が最高値をよんだ時期であり、その当時でさえ坪48万円と鑑定評価した同一鑑定士が、平成5年5月に71万円で鑑定をいたしたのであります。平成5年5月といえば、バブルがはじけて土地価格が大きく下落した時期で、鑑定士の鑑定書には、この間36%の格差が生じると書かれているわけであります。鑑定書の中で、地価下落の証左として、時点修正の中で、平成3年5月1日から平成4年4月1日まで8%の減、平成4年1日1日から平成5年1月1日までは25%の減、平成5年1月1日から平成5年5月20日まで3%の減と記載しています。単純に合計すれば、36%の地価下落になるはずであります。同一鑑定士が今回の消防庁舎建設用地の隣接地を平成2年8月に48万円で鑑定評価しているが、今回鑑定士が評価した鑑定書は、坪71万円とはじき出されています。鑑定士の下落計数に基づいて試算をいたしますと、本件土地を購入した額3億5,867万4,250円から差し引きますと、1億9,660万2,420円になり、いわゆるこの1億9,660万2,420円が市民の税金をむだに使われたことになると思われるわけであります。 後ろに参考資料として詳しくこれらについては添付をいたしておきました。このように売り手側に立った評価をなし、無理に8筆で鑑定評価するなど、しゃにむに他人名義を集合画地としたり、本委員会でこれらの不思議を、指摘を受けて、例外的な概念を使ったことが疑問でございますし、限定としたのであれば、なぜ鑑定書にそのように明記されなかったのか、大きな疑問が残るわけであります。これらを認める証言もございます。実勢価格をはるかに上回る異常な価格については、本委員会の委員全員が認めるものであり、社会的にも公平、公正であるべき鑑定士が、また市民や議会から信頼される立場にありながら、内容的にも手続的にも疑問を抱かせるような本件土地鑑定をしたことは、まことに遺憾であります。 私たち百条委員会は、きょうまでの証言や説明の中で、こういった経過の中で平成7年12月定例本会議で消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員会、百条委員会が設置されて以来、本委員会は今日まで法令の定めに従い、調査目的に沿って精査を行い、調査範囲、調査限界を逸脱することなく、公開を原則とし、ガラス張りの中で細心の注意を払いつつ、問題の究明に努力してまいりました。その結果、市長は「鑑定士の鑑定評価書に従って消防庁舎用地を購入したと鑑定を絶対的に信頼できるものとして鑑定評価額で購入したことに何ら問題ない」、このように言われていますが、その合理性及びそれを正当化する説明は明らかにされていないわけであります。しかし、本委員会の調査を進める中で、市長の消防庁舎用地購入に関する一連の行為は、所有者の異なる土地を一団の画地として鑑定依頼したことにより、結果的に高い価格を生み出したこと。しかもそれは当該鑑定評価が出る以前に購入価格を決めてから、71万円と決めてから再度鑑定依頼したという経緯がうかがわれ、このようにして算出された評価は、およそ公正で信頼のおけるものとは言えません。にもかかわらず、当該鑑定評価を信頼がおけるとして、本件土地の購入を正当化することはできないわけであります。客観的に見ても、前述した大きな差額が生じていることからも明らかであります。 市長が「6筆の部分鑑定を依頼した」、このように胸を張って言われるならば、全く購入予定のない県道沿いの用地も含んだ8筆の出川鑑定士の鑑定書と大きく食い違っており、また本件土地鑑定の条件が異なっていることがわかった時点で、本来なら疑問を感じ、市長自身が買収した土地4筆の部分鑑定とする鑑定のやり直しをなぜ命じなかったのか、疑問が生じます。 また、鑑定評価については、不動産鑑定士等の責務は、不動産の鑑定評価に関する法律第37条、第38条にうたわれており、第4章第40条2項、第42条には、不当な鑑定評価に対する措置の要求として、不動産鑑定士または不動産鑑定士補が不動産鑑定業者の業務に関し、不当な不動産の鑑定評価を行ったことを疑うに足りる事実があるときは、何人も国土庁長官または当該不動産鑑定業者が登録を受けた都道府県知事に対し、資料を添えてその事実を報告し、適当な措置をとるべきことを求めることができるとなっています。 以上、要するに本件土地購入価格決定に際し、唯一絶対の基準として用いられた本件鑑定評価は、その内容、作成手続き、経緯、いずれにおいても不明瞭と言わざるを得ず、本委員会において市長、その他関係者の証言によっては、なおその問題性を払拭させるには至らなかったわけであります。そうである以上、大きな差額は市民の税金をむだ遺いしたことにほかならない。たとえそれが市長の裁量行為としても行使の仕方には大きな疑問があるわけであります。そして、本委員会では、市長の裁量権行使について、その合理性及びそれを正当化する事由は明らかにされなかったのであります。したがって、本事務調査特別委員会は市長にその責任を明らかにされることを求めるわけであります。 2つ目として、本事務調査特別委員会はこの鑑定評価は承服できないとの結論から、議会として法的措置を講じるよう求めるものであります。市長に対しても鑑定に対する適切な法的措置を講じられるよう求めるものであります。 3つ目といたしまして、出川鑑定士には指名願が出されていない。今後、公正公平な鑑定業務を行うため、鑑定業者の指名願い制度の確立を早急に対処されるよう求めるものであります。 以上、調査を終了するにあたって、今後市は公共用地取得に際し、百条委員会で指摘した事項を十分に勘案し、再びこのような疑問を生じさせないためにも、万全の対策を講じ、かつ慎重に対処されることを強く要望するものであります。 以上が本会議で付託を受けました百条委員会の経過と結果の報告でございます。長らく委員の皆さんには本当に長時間熱心に精査をいただきましたことを心から感謝を申し上げますとともに、議会の中で満場一致、百条委員会設置にご賛同いただいた議員諸侯に心から改めて御礼を申し上げ、委員長の報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(田中信好君) 大変ご苦労さまでございました。 それでは、ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けします。 はい、川村君。 ◆8番(川村治君) 田中委員長はじめ特別委員会の委員の皆様には、98条の調査委員会以来、今日に至るまで大変長時間にわたり、またたび重なる審議をいただきまして、本当にご苦労さまでありました。厚くまた御礼も申し上げます。 それで、ただいまの委員長の報告を聞いていたわけなんですが、私としましては非常に歯切れが悪いというふうな感じがするわけです。といいますのは、最後のこの8ページにも書いてございますが、ここで私は5件ほどといいますか、5カ所といいますか、疑問点がございます。 まず1つには、この8ページの最後の1、2、3とあります1の項目ですが、「市長責任を明らかにすることを求める」とあるんですけれども、さてそれは具体的にどのように明らかにその責任を求めるのか、これがまず第1点。 2点目としましては、「鑑定評価は承服できないから、法的措置を講じるよう求める」と、これもございます。これにつきましても、具体的にはどのような法的措置を求めるのか、これも明らかにお願いしたいなと、こんなに思うわけなんです。 さらに3番目としまして、「市長に対しても鑑定に対する法的な措置を購じるよう求める」、無論これは議会としても鑑定士に対してどのように法的措置を求めるかといったことが抜けているんじゃないかと、こう思うわけです。鑑定士は依然としてそのままの状態であるとか、営業していけるのかと、こういう疑問が当然ながらわいてくると思うんです。その辺のところを私はちょっと説明をお願いしたい。 4番目に、報告書によれば、市長と総務部長ほか証言者との間に証言に大きな食い違いがある。偽証については何ら触れられていない。市長に対して偽証罪を適用することを考えているのかどうか、委員会として偽証罪を考えるのかどうか、こういったことの質問であります。 最後に、市長が坪71万円という想像もつかない高い値段で用地の取得をされ、香芝市に大きな損害を与えている。このことはこの報告書の中にも書いてございます。報告書にもありますように、この行為は裁量権を越した行為であると、このように考えるわけです。そのことは、実に背信的な行為であると思うわけです。本報告書によりますように、1億何千万円かのこの過分に支払われた金というものを当然市長としてどのように市へ返還されるのか、そういった責任問題、これも当然ながら追及すべきじゃないかと、こんなふうに思うわけです。 市長の行為は、どのような観点から見ても許されるものではなく、またこれを弁護するような言動があったとすれば、香芝市を私物化しようとするやからであると私は考えるんであります。 以上、1から5点につきましてこの説明をお願いするものであります。終わります。 ○議長(田中信好君) ただいまの問いに対して田中保委員長、答弁。 ◆消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長(田中保君) 大変手厳しい質問でございますが、私たちは十数回にわたって証言等々に基づいて調査をいたしてまいりました。ご質問されている点について、これは百条調査委員会でありますので、委員長の個人の見解、あるいはそういったものについては自分の主観を入れた答弁はできない。あくまでも証言、説明、参考人の調書等々によってお答えをいたしますので、十分質問者にはご理解をいただくと、このことを前もってお願いをいたしたいと思います。 まず、市長に対する責任の問題を言われているわけであります。私たちは、法といえばいろんな形で司直に対する法律、民事に訴える法律等々があるわけでありますけれども、確かに川村議員のご指摘のように、百条委員会で試算すれば大変な金額がむだに使われているということについては証言をいたし、委員会の中で的確にこれは議事録に載っているわけでありますけれども、しかし百条委員会の目的は、あくまでも司直等々を目的として、あるいは損害賠償と民事を目的とした調査ではなく、あくまでも市民の大切な血税が大切に使われていたのか、あるいは市長の裁量権、あるいは鑑定に対してどうであったか、これが主たる目的でございます。したがって、委員会は法人格を有しない調査特別委員会、こういった考えから、あるいはまた強行な手段に訴えるよりも、初めの市長の証人尋問と証人喚問と、最終の委員会に積極的に総務部長と委員会に出席をされ、百条委員会の指摘を謙虚に受けとめ、こういった問題については心から反省をしている、責任を痛感するということも言われておるわけでありますから、さらに我々としては法的根拠に訴えることは、我々の百条委員会の法の適用の範囲の中で的確に対応をしていきたい、このように委員会で決めさせていただきました。 それから、市長のその責任を明らかにされるということにつきましては、もちろん裁量権の行使、あるいは合理性及びそれを正当化する事由については、百条委員会で一切明らかにされていない。そういったことも含めた市の最高責任者としての姿勢を何らかの形でやはり問うてまいりたいと、こういうことでございました。 それから、2番目の鑑定士に対する法的措置でございます。先ほど私が報告の中で述べさせていただきました。鑑定士に対しましては、第42条、この法律に対して委員会は本会議にこのように決めた。ぜひ本会議でご理解をいただいて、これに対するできる範囲を意見書等々の中でやはり求めてまいりたいと、こういうことでございます。 それから、市長に対しても法的措置等お尋ねでございますが、これは証言の中で市長、鑑定士の証言に食い違いがございます。しかし、百条委員会はこういった偽証を視野に置いて議論するんではなしに、市長は買収を前提として6筆の部分鑑定を依頼された、このように言われているわけであります。ところが、鑑定士は県道沿いも含め全く買収を予定していない8筆を鑑定した。そして、前の土地については鑑定書に書かれていない限定価格とした。全く概念にない例外的な言葉が出てまいったわけでありますから、そういった点については、市長は本当に疑問を感じられるんならば、市は法人格を有するわけでありますから、したがって第37条、第38条あるいは第42条等々によって当然それらに対する措置をされるのが当然である、このように百条委員会では決したわけでございます。 以上、ご質問の趣旨に的確にお答えできているかどうかは別として、先ほど報告もし、あるいは川村議員の質問では、損害賠償について百条委員会としての対応はどうかと、このようなお尋ねでありますけれども、これらにつきましても、法的根拠、そういった見解も含めて百条委員会としてはしない、このように決したわけであります。ぜひ法的問題も含めてご理解をいただきたいと、このように思うわけであります。 ○議長(田中信好君) はい、川村議員。 ◆8番(川村治君) ただいま田中委員長からるる説明をいただきまして、当然ながら私自身は自分自身で質問をしながら、この中身はよく理解しております。理解しておりますが、なぜこのような質問をしたかといいますと、8名の委員会のメンバーだけでなく、残された香芝市議会の議員全員が同じ委員の気持ちになって、この事件というものをとらまえなければならない。そして、今説明を受けましたように、この結論をもって今後こういった事件が二度とないように注意しなければならないということを一緒に考えてほしかったために、このような私は質問をしたわけでありまして、中身につきましては十分に理解を最初からいたしております。そのようなことで、ただいまご答弁いただきましたように、それで私自身は十分理解をいたします。ただ、私の質問の中でいろいろ関係者の方々に言葉の面で非常に失礼な言葉があったかと思いますけれども、その面については私はまずかったなと、こんなふうに思いますので、もし該当する言葉がございましたら、不適切であったというふうなことでご理解賜りたくお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 はい、黒松君。 ◆2番(黒松康至君) 百条委員会の委員の皆様には、長時間にわたり慎重精査していただいたわけでありますが、百条調査委員会というものは、議員の伝家の宝刀であります。百条委員会は公平公正を期するという意味において、調査の過程において当時の助役、監査委員の参考人または証人としての出席を求める、そういう話があったかどうか、お伺いいたします。 ○議長(田中信好君) はい、田中保委員長、答弁。 ◆消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長(田中保君) 全く当を得ない質問でありますし、私たちは12月の本会議で消防庁舎起業にかかわる百条委員会を全会一致、満場一致、権限を付与されたわけでありますから、百条委員会の中で他の問題に係る問題を協議するということは、委員長として答えようがなく、またこのような質問を委員長にされるということ自身、やはり本会議の中で考えていただきたい。私はそれらに対する、答える権限も、また答えるに及ばないわけでありますから、ご理解をいただきたい。
    ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 はい、岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 各委員が非常にご努力をいただいて、きょうの結果報告を聞かせていただいた。大変長い間、ご苦労であったと思うんですが、まだ私は委員の方々に重ねてお願いしたいことがございます。 まず、この問題は、これは調査の対象になっておらないと思うんですけれども、土地取得特別会計という名のもとにおいて購入されておると、しかも購入した土地は香芝・広陵消防組合にいわゆる買収をしていくと、こういうシステムになってある妙な性質のもんでございまして、平成5年当時、この用地取得について、意見を挟むようですが、私は当のときの議長として協議会を開いていただいて、そしてこの問題をはっきりとしていただきたい。どうにも納得のいかない価格であると。これが今後香芝市の用地買収に影響するならば、恐らく用地を取得するに対して、30%、40%のいわゆる高い価格で買収していかなきゃならないという考え方を持ち、そうした立場からそのときに議員の皆さんにも協議会を開いていただいて、そして協議をいただいた。ところが、まずまずまあよかろうと、済んでしまったことだからということであったことは事実でありますが、その後本年になってこれを問い質され、議会として百条委員会を設置していただいたわけでございますが、その中で今の委員長の報告のように、公平とそしていわゆる質していくんだと、司直に訴えることない、これは百条委員会の目的と、よくわかりますけれども、これらの中でやはり先ほども質問ありましたように、当時の三役としておられた助役、あるいは公室長、これらの事務執行上のこれらのいわゆる意見をなぜ聞いてもらえなかったのか、なぜ土地取得特別会計で単独で買い、はっきり私はこの場で申し上げることは、やや不安がありながらも、本当いえばこれはこの消防庁舎を移転しますというところの単行議決が必要であったと、そういうこともなされておらないままに進められておると。だから、私は百条委員会を設置してはっきりしていただきたい。だから、その意味において、そのときに関係しておられた方々のすべての証言をやはりいただきたかったと。今をもって質していく必要があると、またはっきりとこの用地については差額まできっちりと出されております。36%のいわゆる用地が安くやっておるという点も質されております。こうした中ででも、なぜなお購入しなければならなかったのか、全くそれには市として事務上、間違ったところがなかったのか、これらもともに調査していただきたいと私は思うんです。 以上、委員長、非常にわかりにくい質問でありますけれども、答弁いただきたい。 ○議長(田中信好君) はい、田中保委員長。 ◆消防庁舎建設用地取得問題調査特別委員長(田中保君) ただいまの岸議員の質問に証言のあった部分でお答えをいたしてまいりたいと思います。 先ほど言われておりますように、当時の香芝・広陵の消防組合の議会議長として岸議員がこういった異常な価格について大きな不信を抱くということから激怒されて、いろいろ経過が言われていたわけであります。空転をするようなことも聞き、一部は審議未了にまでなった、そういう経緯があると、このようにおっしゃっていたわけでありますけれども、三役の中で言われておりますように、単行議決の点については、当委員会では調査をいたしておりません。しかし、前収入役の仲田武三朗氏の証言では、何ら相談も協議もなかった。しかし、決裁する段階で総務部長からその話を聞いて、こんなことをしてたら議会で大問題になるよということを聞いたという証言はいただいております。 さらに、岸議員が言われております、私も先ほど赤裸々に証言の中でご報告を申し上げましたように、瀬田市長の特命を受けられた公室長がその用地売買にあたられた、第一線であたられた。その公室長をなぜ呼ばれなかったのか、このようにお問いでございますが、きのうの百条委員会の中で、この問題については論議を、指摘をされました。私たちとしては、職員の重要な部分を握る奥山公室長にぜひ証人として出席を求めたかったわけでありますけれども、きのうの市長のお話を聞けば、3カ月有余は入院をせざるを得ない、このような本人の健康上の理由から、証人としての出頭を求めることに断念をいたしたわけであります。 以上が答弁とさせていただきます。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、ただいまの委員長報告どおり決定いたします。 これをもちまして香芝・広陵消防組合の起業にかかる消防本部・香芝消防署庁舎建設事業用地取得事務に関する事項の調査を終了いたしました。調査特別委員会委員各位におかれましては、大変ご苦労さまでございました。 暫時このまま休憩いたします。            午後4時10分 休憩            午後4時13分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 決議第1号 ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、決議第1号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 決議第1号調査経費に関する決議(案)。 上記議案を香芝市議会会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。 平成8年3月22日。提出者香芝市議員田中保。賛成者香芝市議会議員小川正晴、同じく長谷川芳治、同じく高谷廣、同じく藤本みや子、同じく藪善男、同じく中川廣美、同じく吉川政重。 以上。 ○議長(田中信好君) それでは、提出者から提案理由説明を求めます。 はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) 大変失礼いたしました。議長が申されましたように、百条委員会については、最終報告としてその任務を閉じさせていただくわけでございます。委員の皆さんはもとより、議員諸侯あるいは関係各位に心からご協力に感謝を申し上げる次第でございます。百条委員会を代表して心から御礼申し上げます。 ただいま決議第1号としてご提案を申し上げたいのは、調査経費に関する決議でございまして、上記議案を香芝市議会会議規則第14条の規定によって報告するわけでございますが、これは調査を要する費用、あるいは法の規定に従いまして、私が先ほどご報告を申し上げた、これらを抜粋して関係機関、あるいは全市民に法律の定めるところにより配布をいたすわけでございます。それに対する印刷費等々の計上でございます。 どうぞ皆さんのご理解をいただいて、満場一致ご確認をいただきますことを心からお願いを申し上げ、提案といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、決議第1号については原案のとおり可決いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程9 意見書第2号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、意見書第2号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 意見書第2号定住外国人の地方参政権の確立に関する意見書(案)。 上記の議案を地方自治法第99条第2項の規定により別紙のとおり議決を求める。 平成8年3月22日提出。提出者香芝市議会議員川村治。賛成者香芝市議会議員小川正晴、同じく高谷廣、同じく藪善男、同じく中川廣美。 以上。 ○議長(田中信好君) 提出者から提案理由説明を求めます。 はい、川村治君。 ◆8番(川村治君) それでは、定住外国人の地方参政権の確立に関する意見書に対する説明をさせていただきます。 日本人口の約1%、130万ないし140万人の定住外国人がいるわけですが、そのうち約50%強が朝鮮・韓国人であります。戦前、戦争中、日本へ強制的に連れてこられ、こうした1世たちの子供、孫、いわゆる2世、3世たちでございますが、日本で生まれ日本語しか話せない人たちで、日本の戦後の復興あるいは経済の発展のために大きく寄与した人たちであります。私たちは、この人たちに地方参政権を与えようとするものでありまして、その意見書といたしまして、お手元に配付してございます案がございますので、朗読させていただきます。 定住外国人の地方参政権の確立に関する意見書(案)。 我が国に居住する定住外国人は、その生活基盤を地域に置き、地域住民との善隣友好を深め、納税の義務を果たしながら、地域社会の一員としての役割を担っている。しかしながら、今なおこれら定住外国人には住民生活に最も関係の深い地方政治に参加する道が開かれていない状況にあります。今後、我が国の国際化はさらに進展し、外国人定住者の一層の増加が見込まれ、その地位及び役割もますます高まるものと予想されるのであります。よって、政府におかれましては、定住外国人の地方選挙の参政権の確立を目指し、積極的に取り組まれることを強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。 以上でございますので、ご理解の上、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案については総務文教委員会に付託いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第2号については総務文教委員会に付託をし、閉会中の継続審査といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △追加日程 意見書第3号 ○議長(田中信好君) ただいま意見書第3号が提出されました。 お諮りいたします。 意見書第3号を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第3号を本日の日程に追加し、直ちに議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(辻本勝茂君) 意見書第3号不動産鑑定業者の業務に関し適当な措置を求める意見書(案)。 上記の議案を地方自治法第99条第2項の規定により別紙のとおり議決を求める。 平成8年3月22日提出。提出者香芝市議会議員西里晴昭。賛成者香芝市議会議員飛鳥誠市、同じく川村治、同じく長谷川翠、同じく大倉勝彦。 以上。 ○議長(田中信好君) 提出者から提案理由説明を求めます。 はい、西里君。 ◆12番(西里晴昭君) ただいま議長のお許しを得ましたので、意見書を朗読させていただいてご理解を賜りたいと、ご賛同いただきたいと思いますけれども、百条委員会の皆様方には長時間にわたりご苦労さまでございました。そして、まとめとして非常に努力いただきましたことを心より厚く御礼申し上げます。 ただいま不動産鑑定業者の業務に関し適当な措置を求める意見書ということで、先ほどの委員長の報告のまとめの中で、百条委員会の鑑定評価、承服できないという結論の旨を報告されました。それにあたりまして、私、意見を申し上げて皆様方のご賛同をいただきたいと、このように思うわけでございます。 朗読かつ承認ということでお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 香芝市が消防庁舎建設事業用地を買収するにあたり、不動産鑑定業者に鑑定価格を依頼して、かかる用地を買収したところでありますが、本市議会としては当該鑑定評価に疑問を抱いていることでありますので、よって不動産鑑定業者の業務に関し、また不動産鑑定評価に関する法律第42条の規定に基づき、適当な措置をとられるよう要望します。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成8年3月22日、提出者香芝市議会議員西里晴昭。 どうぞご賛同いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ただいま議題になっております不動産鑑定業者の業務に関し、適当な措置ということでご理解をいただきたいと思います。 ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第3号については委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第3号については原案のとおり可決いたします。 以上で本定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。よって、平成8年第2回定例香芝市議会を閉会いたします。 閉会に当たりまして一言ごあいさつ申し上げます。 去る3月7日以来本日まで16日間にわたり、この会期の間、議員各位には本会議、また委員会におきまして始終熱心にご審議を賜り、本当にご苦労さまでございました。厚く御礼を申し上げます。 今後とも市の発展のため、議員諸侯には絶大なるご協力を心からお願いを申し上げます。 また、理事者におかれましては、会期中、議員各位の意見、あるいは要望を十分尊重され、市政運営にご尽力を期待いたしまして、閉会のあいさつといたします。 理事者あいさつ。 ◎市長(瀬田道弘君) 閉会に当たりまして御礼方々ごあいさつを申し上げたいと思います。 去る7日から本日までの16日間にわたりまして、私の方からご提案を申し上げておりました各議案につきまして、本会議並びに委員会を通じまして慎重にご審議をいただき、その上、趣旨にご理解を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げたいと存じます。 本会期中におきまして賜りましたご高見を念頭に置きまして、市政に全力を傾けてまいりたいと存じておりますので、今後とも市政の推進に議員各位の温かいご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。 ○議長(田中信好君) それでは、これで閉会いたします。 ご苦労さまでございました。                              閉会 午後4時27分 以上、会議の顛末を記載し、その事実に相違ないことを証し、署名する。                   平成8年3月22日                   香 芝 市 議 会     議  長      田 中 信 好     署名議員      吉 川 政 重     署名議員      黒 松 康 至     署名議員      中 川 廣 美...